ソリューション事例
その課題に最適解
地中配電・電気工事分野の
ソリューション
終端接続材料(端末処理材)で、
業界初の完全グリースレスを実現
お客様の課題
高圧電力ケーブルの端末・接続工事には、電気性能を維持するために高精度の工事技術が必要であり、工事時間の短縮も求められる。
そのため端末・接続処理材料はプレハブ化が進んでいるが、性能と防水性を確保するためのグリース作業は塗る手間がかかる上に、差し込み後には清掃もしなければならない。
FEPSのソリューション
特殊な潤滑処理を考案し、既存の作業性と品質を維持しながらもグリースレスの製品を開発。
効果
業界初の完全グリースレス化で安全・品質・施工性など全てにおいて進化した製品を開発し、作業ストレスを解消した。
送変電分野のソリューション
大規模災害発生時の国内電力融通送電線:飛騨信濃直流幹線向け電線付属品の開発
お客様の課題
- 1. 対象の送電線は交流ではなく直流送電である(国内は交流が主流であるが、直流にすることで周波数の異なる西日本~東日本間での電力融通を可能にする)。しかし直流用付属品は開発実績がない。
- 2. 電線を引き留めるくさび形引留クランプが、従来品は質量が大きく施工性が悪い。
- 3. 対象の送電線は微風振動が発生しやすい環境であり、電線にダメージを与える可能性がある。
FEPSのソリューション
- 直流送電線に使用可能な付属品設計を行った。
- くさび形引留クランプをリニューアルし、従来品と同等の性能を持ちながらも軽量化を実現。また当該送電線では複数種類の電線が使用されたが、その工具を共通で使えるようにした。
- 微風振動を抑制する製品として安価品の採用を検討したが、現地の自然環境、地形などから非常に過酷な地域であることを考慮し、クリスマスツリー型ダンパを提案。
効果
くさび形引留クランプは軽量化、工具共通化したことによって、従来よりも効率的で安全な施工作業を可能にした。またクリスマスツリー型ダンパの採用で将来的な電線へのダメージの不安も払拭。
直流送電線用付属品(くさび形引留クランプ、クリスマスツリー型ダンパ、スペーサ)の開発に成功し、電力の安定供給に貢献した。