銅テルミット溶接
概要
鉄道レールに対してボンド線を強固に接合する銅テルミット溶接用機材です。
銅テルミット溶接とは、酸化銅とアルミニウム粉末をルツボ内で燃焼させ、それによって生じた熱を利用する熱化学反応(テルミット反応)を応用した溶接方法です。溶けた銅でボンドとレールを接続するので、強力な固着力が得られます。
電気鉄道の場合、レールには車両のモーターを通った帰線電流と、軌道回路により列車を検知するための信号電流が流れています。各レールの継目では隙間により電流が流れにくくなるため、隣り合うレールを電気的に接続するためにレールボンドを取り付けます。
FEPSの工法では銅テルミット反応を用いてカートリッジで簡単に、レールにレールボンドを溶接することができます。
特長
- 銅テルミット溶接は、特別な技術を必要とせず、誰でも簡単に作業が行えます。
- 導電性と溶着強度に優れ、腐食や経年劣化がほとんどありません。
- 環境負荷物質であるCdを含有しない接合機材を使用しています。
- 高温溶接でありながら、熱処理レールへの溶接が可能です。